恋ものがたり、前から読むか?斜めから読むか?
ピチカート・ファイヴ中期のエロかっこよすぎ名盤『ベリッシマ』では、
♪「これは恋ではなくて ただの痛み 抱き合うたびすこし 痺れるような」(『これは恋ではない』)…とかCOOLに唄われててうっとりしたもんですが、やっぱ今はほれ、春ですからねえ☆
美女の透明ラブリーヴォイスで可愛く、
♪「春なのに デートもしないの ベイビー 不思議じゃない?」(『ベイビィ・ポータブル・ロック』)って感じにラブラブハッピーしたい処。…あっだめだこれ全然共感できねぇや(トホホ)
いや、唄のはなしではなくてね。
春らしく、ステキ恋愛小説のおすすめなんて乙女っぽくていいかとか…思ったんだけど…お、おで、恋愛小説って全然知らないんだよねorz…(見切り発車&企画倒れ!)
このまま引き下がるのもなんかが廃るじゃん?(なんかって)
だからえぇと、本来は恋愛小説として著されたものではないけど、私が読んでどこかに恋愛風味を感じてシビれた小説のおはなしでも。
…まさに「これは恋ではない」…うおっとつながった!よっしゃー!謎はすべて解けた!!(←ゴメンちょっと違うのはうすうす感づいてるんだけど、勢いで言ってみたよ。)
イチ押しは加藤周一さまの「三題噺」収録、『狂雲森春雨(くるいぐももりのはるさめ)』なんだけど、これ長くなりそうなんで後日にするわー。(ユルっ)
で、今回はこちら↓
加藤周一著「幻想薔薇都市」収録の短編、『対話』。
……ドイツがまだ東西に隔てられていたころ。
かつて理想(思想)のために最愛の女性を捨てたマルクス主義者・ファウストが、悪魔メフィストフェレスによって若返り、ラブな青春を取り戻そうとするが、結局思想が変わっただけでラブも青春も捨て置き三つ子の魂百まで、以上☆ってなお話。
一見「ファウスト」のパロディ風ですが、要は思想と時代について論じるのが目的の、まあとってもお堅いテーマの風刺戯曲…
まさに全くもって恋愛小説でも何でもありゃしねー(泣)
んが!駄菓子菓子!!
破局前ファウスト&マルガレーテふたりのラブラブ日常描写は、もうあまりにもベタでありふれていて、それでいて胸ふたがれる程うつくしいのですよ。
いっそ羨ましくてキーッとなりそうでした。あーベタな恋してえや。甘すぎて砂吐きそうなやつ。…っと私に思わせたくだりを抜粋。↓続きからどうぞ。
♪「これは恋ではなくて ただの痛み 抱き合うたびすこし 痺れるような」(『これは恋ではない』)…とかCOOLに唄われててうっとりしたもんですが、やっぱ今はほれ、春ですからねえ☆
美女の透明ラブリーヴォイスで可愛く、
♪「春なのに デートもしないの ベイビー 不思議じゃない?」(『ベイビィ・ポータブル・ロック』)って感じにラブラブハッピーしたい処。…あっだめだこれ全然共感できねぇや(トホホ)
いや、唄のはなしではなくてね。
春らしく、ステキ恋愛小説のおすすめなんて乙女っぽくていいかとか…思ったんだけど…お、おで、恋愛小説って全然知らないんだよねorz…(見切り発車&企画倒れ!)
このまま引き下がるのもなんかが廃るじゃん?(なんかって)
だからえぇと、本来は恋愛小説として著されたものではないけど、私が読んでどこかに恋愛風味を感じてシビれた小説のおはなしでも。
…まさに「これは恋ではない」…うおっとつながった!よっしゃー!謎はすべて解けた!!(←ゴメンちょっと違うのはうすうす感づいてるんだけど、勢いで言ってみたよ。)
イチ押しは加藤周一さまの「三題噺」収録、『狂雲森春雨(くるいぐももりのはるさめ)』なんだけど、これ長くなりそうなんで後日にするわー。(ユルっ)
で、今回はこちら↓
加藤周一著「幻想薔薇都市」収録の短編、『対話』。
……ドイツがまだ東西に隔てられていたころ。
かつて理想(思想)のために最愛の女性を捨てたマルクス主義者・ファウストが、悪魔メフィストフェレスによって若返り、ラブな青春を取り戻そうとするが、結局思想が変わっただけでラブも青春も捨て置き三つ子の魂百まで、以上☆ってなお話。
一見「ファウスト」のパロディ風ですが、要は思想と時代について論じるのが目的の、まあとってもお堅いテーマの風刺戯曲…
まさに全くもって恋愛小説でも何でもありゃしねー(泣)
んが!駄菓子菓子!!
破局前ファウスト&マルガレーテふたりのラブラブ日常描写は、もうあまりにもベタでありふれていて、それでいて胸ふたがれる程うつくしいのですよ。
いっそ羨ましくてキーッとなりそうでした。あーベタな恋してえや。甘すぎて砂吐きそうなやつ。…っと私に思わせたくだりを抜粋。↓続きからどうぞ。
ダーレムの住宅の五月の庭
マルガレーテ ―― 今日はあなたのために花を摘まなかったわ。
ファウスト ―― なぜ?
マ ―― 花の生命をもってきてあげたいと思ったから。
フ ―― 私にとっては、おまえがすべてだ。
マ ―― そうかしら。そうでなくてもいいのよ。たとえあなたが悪い人でも、御免なさい、たとえ私がそのためにどんなに苦しんでも、人を愛することは素晴しいと思うわ。もう立っていられないほど、もう息もできないほど。私のなかのすべてが花になる。何がもっと美しいでしょう?何がもっと大切でしょう?この日のために今まで生きてきたとしても、この優しさが溢れだすまで、私のなかに何もなかったとしても、私はそれでよいと思う。わかるかしら?人を愛することのなかには、ただそれだけでよい、というものがあるのね。いけないことかもしれないけれど、世の中の何もかも要らなくなる。離れていれば、あなたのことしか考えない、会えれば、もう死んでもよいと思えるの。
フ ―― 死ぬことはない、別れる時は来ないだろう。
マ―― いいえ、来るわ。それでもいいのよ、生きている時が素晴しいから。
フ ―― おまえの顔を見つめさせておくれ、もっと長く、もっと長く、いつまでも。
(このときグノーの音楽が流れる。)
これぞまさに恋のワールドスタンダード!!!
ああ、どうよ、あこがれねぇ!?私はあこがれるね!!
マルガレーテ ―― 今日はあなたのために花を摘まなかったわ。
ファウスト ―― なぜ?
マ ―― 花の生命をもってきてあげたいと思ったから。
フ ―― 私にとっては、おまえがすべてだ。
マ ―― そうかしら。そうでなくてもいいのよ。たとえあなたが悪い人でも、御免なさい、たとえ私がそのためにどんなに苦しんでも、人を愛することは素晴しいと思うわ。もう立っていられないほど、もう息もできないほど。私のなかのすべてが花になる。何がもっと美しいでしょう?何がもっと大切でしょう?この日のために今まで生きてきたとしても、この優しさが溢れだすまで、私のなかに何もなかったとしても、私はそれでよいと思う。わかるかしら?人を愛することのなかには、ただそれだけでよい、というものがあるのね。いけないことかもしれないけれど、世の中の何もかも要らなくなる。離れていれば、あなたのことしか考えない、会えれば、もう死んでもよいと思えるの。
フ ―― 死ぬことはない、別れる時は来ないだろう。
マ―― いいえ、来るわ。それでもいいのよ、生きている時が素晴しいから。
フ ―― おまえの顔を見つめさせておくれ、もっと長く、もっと長く、いつまでも。
(このときグノーの音楽が流れる。)
これぞまさに恋のワールドスタンダード!!!
ああ、どうよ、あこがれねぇ!?私はあこがれるね!!
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